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2003年09月15日

「盗聴法」に匹敵する恣意的な表現

最近「デジタル万引き」という言葉をよく見かけるようになった。商品を自分の携帯のカメラなどに、著作権法上完全に合法である私的複製を行う行為が「万引き」と呼ばれているらしい。犯罪と同一視しうるような表現を、公然と他人に対して用いると、名誉毀損罪を構成する事になるので、僕はあまりお薦めしない。法律学の「汚染」は、こういうところから始まるんだなあと思った。

法律学の「汚染」でもうひとつ挙げられるのは、タイプフェースには著作権が存在するという俗説で、その汚染源はここであろうと僕は確信している。「無から有を作り出す」「ウソも100万回言えば本当になる」これが知的財産の世界だ。幸いにして、裁判所は汚染を見分ける目をまだ持っているようだけど。

投稿者 ginga : 2003年09月15日 03:29

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