我が家には通称餅楽ESと呼ばれるYamahaのラック音源があって、かなり高価な買い物だったにも関わらず、実は全然使っていなかったりする。製品の魅力に欠けるということは全く無くて、単にPCから接続するのが面倒なのだ。これではもったいないので、使おうと思っているのだけど、気軽に使えるように環境を整えられないかとちょっと考えている。
理想としては、手持ちのPCからMIDIメッセージを送信すると、それが何かしらの経路を伝って餅楽に伝達され、そこから発音された音声が何かしらの経路を伝って手持ちのPCからリモートでも訊くことが出来る、というのが望ましい。MIDI楽曲を再生する時はリアルタイムで楽曲のMIDIイベントを個別に処理していたらとても追いつかないので、楽曲をネットワーク経由で転送して、それを再生することが出来れば十分だろう(一時停止などが多少遅延するのは大きな問題ではない)。
自宅には稼働しているPCがあるので、これと繋ぎっぱなしのCometっぽいWebサービスをひとつ立てて(C/S間でduplexな接続が出来れば良い)、Webサービス経由でメッセージを受信してそれをMIDIデバイスに出力する(MIDI楽曲を受信したら演奏する)クライアントアプリケーションが一つあれば良い。こういうカスタムCometアプリケーションを実装するには、どうやらそのうち立ち上がるGoogle Waveなるサービスが便利そうだ。
一方、MIDI楽器から発せられた音声をWeb経由で受信する方は、MIDI楽器から出力された音声を、マイク入力を経てそのままネットワーク上にストリーム送信する必要がある。これはちょっと簡単には思いつかない。PCがMIDIデバイスからマイク入力を受け取って、そのままストリームをアップロードすることになるだろうか。Waveを使うことでやはり効率的に実現できるものだろうか。
とりあえず後者は「外でも聴けるようにする」ためのものでしかないので後でもいいかな。実のところ、オーディオ入力を受け取ってwifiに送りつけるという機器は販売されているのだけど、30000円くらいするような物ばかりなので、買おうという気にはなれない...もしかして作れちゃったりするのだろうか。それはそれでアリだけど。
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