今さらながらソフトシンセ探訪

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前回はrenoiseで遊んでみようと思い立ったのだけど音色が多くないという話を書いた。書いてからrenoise用の音色をいろいろ落として遊んでみたが、やはりMIDIほどのバラエティは無い。で、renoise自体はMIDIデバイスを叩くこともできるようなので、それだったらMIDIと連動するようにしたらいいんじゃないかと思うようになった。ここでもちろん餅楽やSC-8820などを繋いでも良いのだけど、今のところ自宅にはミキサーすら無いので、できればPCのオーディオ出力だけで完結させたい。そしてクロスプラットフォームなやり方で作業したい。

そんなわけでまず有名どころでtimidity++を見てみた。実のところtimidityは以前にも使ってみたりなどしたのだけど、Mac OS上ではCore MIDI Serverとして動作してくれるような常駐モード (-iA) が無い。歴史もかなり古いもので、ソースは今ほとんどいじられていない。なるべくなら他の選択肢がほしいと思った。

それで次に発見したのがfluidsynthだった。これはsoundfontを読み込んでMIDIデバイスとしてしよう可能にするもので、MacではCore MIDI Serverデバイスとして動作することも出来るし、パッチメールなどを見る限り、WindowsでもMIDIでバイスとして動作するのだろう。しかも最近でも積極的に開発されている。すばらしい。おまけにタイムリーに今ちょうどReactOSのデフォルトMIDIデバイスに使用するのはどうかというまであるようだ。というわけでfluidsynthを使ってみることにした。

さて、fluidsynthはそのままでは何も音をならしてくれない。サウンドフォントが必要になる。これはいたる所からダウンロードできるようだけど、とりあえずfluidsynthのtracのページでリンクされている2つをダウンロードして入れてみた。30MBのものと140MBのもので、後者はdebianのパッケージになっていてそのままでは他の環境で使えないのだけど、オリジナルアーカイブがほぼそのまま使えるようだった。Mac OS上でportmidi-sharpのサンプルを使って演奏させてみたところ(Core MIDI Serverモードだとそういうことが出来る)、SC-88Proで作成したSMFは、前者の方が音量バランスが近いかたちで再生できた。

他にもいろいろ調べたけど、今日書くのはとりあえずここまで。

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