Musikanalyse-first approach?

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しばらく仕事でてんぱっていたのと、REST系のプログラムを書いたりなどしていたことなどもあって、音楽系のプログラミングから遠ざかっていたのだけど、最近ちょっと某冬の祭典に参加してみようかと思ってリハビリがてらFM音源をいじっている。というと正確ではないのだけど...エミュレータだから。しかしFM音源環境で新しく楽曲を打ち込むにはちょっと時間が足りなそうだったので、昔MIDIで打ち込んだものを移植するという、何とも中途半端なことをすることになった。

それで改めて昔の文法に沿ってMMLを書いたりなどしたのだけど、やはりMIDIは楽だ。あるいはそれなりによく出来ている。あるいは、違う文化圏のMMLを移植するのはなかなか大変だ。MIDIはトラックがポリフォニックで、かつ複数トラックで1つのチャネルを叩けるのがすばらしい。MIDIではキックドラム、スネアドラム、ハイハットを別々のトラックに記述できるが、YM-2608のリズム音源を叩く音源ドライバで該当トラックがひとつしかなかったら(これが実際に無かったりするわけだ)、それぞれのリズムパターンを融合したMMLを記述しなければならない。これがどんだけ大変なことか...めんどうなので説明は省略させていただきたい。

で、ひとつパート数の多い(15パートくらいあった)、かつ3分以上ある楽曲を、FM6音とSSGまたはPCM3音とリズム音源、の組み合わせに移植する作業を行ったのだけど、あまりにも見込み(移植可能性)が低いと思ったので、まずgoogle docsにスプレッドシートを作って、そこに曲のブロックごとのパートの同時発音数をマトリクスにしてまとめることにした。

まとめてみると、どこの部分が大変でどのパートを削るのが良いかとか、どの部分でチャネルが余るのでエコーチャネルにできるのか(FM音源は音に厚みが無いので、ディレイをかけて周波数を微妙にずらして音量を下げるとそれなりに厚みのある音になる)など、いろいろ戦略を立てて打ち込み(まあこの場合移植だけど)にあたることができて、これは意外と良いアプローチなのではないかと思った。

そんなわけで、今日はもう1曲コピーしてみようかなと思ってアナリーゼ(と呼ぶとなんか違う気もするけど)をやってみた。6分くらいある大曲(打ち込み屋的には)を8全音符のセクションで約25分割、それが現在確認されているだけで20パート弱もあって、マトリクスを全部まとめるだけでも2時間くらいかかってしまった。それぞれがリピートフレーズだったりするので、音さえ作れればそれほどしんどくはないはずだけど。実際に打ち込みに着手する日がちょっと楽しみだ(すぐにやらないつもりなのか)。

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